マーチャンダイジングプロセスの最終回となります。
いままでの1回から3回までを振り返ります。1、内外の市場分析から商品政策を立案。2、商品開発の行為計画と行動計画を明確にする。3、具体的な商品開発の方向から実行する。
この1から3のプロセスはブランディングにおいて繰り返し行われます。
実際に小売のPB商品開発においては、このプロセスをさらに精度の高いマーチャンダイジングにするため、4番目としてEvalution客観的評価・問題点を見出す工程を販売前に加え、これを重視していました。
客観的評価・問題点とは、以下の内容です。
a,モニター調査報告
素材、着心地、色、デザイン、サイズ、シルエット、価格について適切だったかヒヤリング
b,コスト内容検証
c,発売時期の確定
d,デザインイメージ
店舗との連動として、店舗スタッフとのコミュニケーションを以下行います。
a,商品特徴、開発背景説明
b,問題点抽出
c,試着評価
さらにテスト販売を行ってから最終修正をし、全国展開していきます。
a,需給予測
b,適正価格
c,販売動向
d,目標設定
今回ご紹介したのは、上流から下流に向かう「ウォーターホール型」でのマーチャンダイジングプロセスで、大手SPAアパレルや小売PBブランドが得意としていた方法ですが、そのほかにも109展開ブランドが採用していた「QR型」のマーチャンダイジングやD2Cが採用している「アジャイル型」マーチャンダイジングなどありますので、機会があれば掲載したいと思います。
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