IKEA効果とは、IKEAの家具の組み立てに費やされる労力は、家具そのものの価値を高めるとされることから、ものを作るという行為が作り手に対してそのものの知覚価値を高める働きを指します。
同じ製品でも購入意欲を持つのは、全て組み立てられた完成品よりは、一部を自分が手を加えて完成させるものの方になります。
労力が大きいと価値が高まる度合いも大きく、労力が小さいと価値が高まる度合いも小さいことから、作る過程で費やされた労力と価値の高さは対応するとされます。
注意が必要なのは、IKEA効果は作業が完成しない場合には逆効果となることです。
製品戦略やUX(ユーザーエクスペリエンス)の設計時には、IKEA効果を考慮し、ユーザーが製品の制作過程に参加できる仕組みにすると、知覚価値が高まります。
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